犬ちゃんの血液型

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『犬ちゃん、猫ちゃんの血液型』について書いていこうと思います!

 

 

◎犬ちゃんの血液型の種類

犬ちゃんの血液型はとても多く13種類あると言われています。

 

人間や猫ちゃんとは違って犬ちゃんの場合はDEA式です。

DEA1.1(+)、DEA1.1(-)DEA1.2(+)DEA(-)~DEA13などで表記しています。

 

日本では、正確な血液型は調べられません。

DEA1.1(+)なのか、DEA(ー)かを調べる検査しかないんです。

 

 

 

 

◎血液型の判定方法

・血液型判定キッド

→赤血球抗原を調べる検査

・クロスマッチテスト

→供血犬と輸血する犬の血液を混ぜて適合しているか肉眼で確認をします。

 

などの検査方法があります。

 

 

 

◎血液型を調べるメリット

・輸血が必要な時に何型なのか分かっていればいざという時に役に立ちますし、安全に輸血することができます。

・新生児溶血を予防する事ができます。

 

 

●新生児溶血とは?

例えば、お父さんがDEA1.1(+)でお母さんがDEA1.1(-)で、産まれてる子供がDEA1.1(+)の場合、

母犬の初乳を飲むことで溶血反応を引き起こし死に至る事があります。

 

繁殖をご希望せれる方は血液型を調べるといいと思います。

 

 

◎輸血の際の注意点

DEA1.1は輸血した際に拒否反応を引き起こすことが多く

輸血前にしっかりと血液型を調べないといけません。

 

例えば、供血犬がDEA1.1(+)、受血犬がDEA1.1(-)の場合

1回目の輸血をした場合、赤血球にDEA1.1(+)の抗体ができてしまいます。

なので、2回目に輸血をした際に溶血してしまい、副反応が起きてしまう可能性が高くなります。

 

 

万が一、輸血が必要な場合に血液型を知っておいておくと安全な輸血を行うことができます。

調べる機会があれば一度、血液型を測定するといいと思います。

子供を考えている場合は、一度は血液型を調べると、新生児溶血を防ぐ事ができます。

気になることがあれば獣医師や動物看護師にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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