輸血

 

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『輸血』書いていこうと思います!

 

◎輸血が必要な場合

・重度な貧血

・血友病

・血小板減少症

・低タンパク血症

・腫瘍

・交通事故

・手術で大量出血し、輸血が必要な場合

・中毒

・感染症

など、輸血が必要なケースは様々です。

 

 

 

◎供血犬、供血猫の条件

【犬】

年齢:1歳~7歳

体重:15㎏以上

予防歴:狂犬病、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防をしっかりしている子

性別:出産歴がない子、交配予定がない子

飼育環境:室内外、室内どちらでも可

その他:輸血をうけた経験がない子、持病がない子

 

 

【猫】

年齢:1歳~7歳

体重:4㎏以上

予防歴:混合ワクチン、ノミダニ予防をしっかりしている子

性別:妊娠していない子、交配予定がない子

飼育環境:完全飼育内

その他:ウイルス検査陰性(猫白血病、猫エイズが陰性)

 

 

◎輸血の注意事項

【犬】

DEA1.1は輸血した際に拒否反応を引き起こすことが多く

輸血前にしっかりと血液型を調べないといけません。

例えば、供血犬がDEA1.1(+)、受血犬がDEA1.1(-)の場合

1回目の輸血をした場合、赤血球にDEA1.1(+)の抗体ができてしまいます。

なので、2回目に輸血をした際に溶血してしまい、副反応が起きてしまう可能性が高くなります。

 

 

【猫】

A型とB型の相性はとても悪く誤って輸血をしてしまうと急性溶血反応を引き起こし最悪の場合、

命を落としてしまう事があります。

なので輸血をする際は、輸血前にしっかりと血液型検査をしっかりとしないといけません。

 

 

 

人は輸血バンクがありますが、犬や猫の場合は輸血バンクはありません。

いざ必要な時に、血液型が合わなくて輸血ができない事もあります。

 

動物病院によっては、健康な大型犬やウイルス検査で陰性が確認されている健康な猫ちゃんを飼っている病院はありますが

なかなか、供血犬、供血猫がいる病院は少ないんです。

万が一、輸血が必要な場合、同居の子やご近所さんに血液型が問題なければ輸血をお願いする場合もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事