フェレットによく見られる病気~インスリノーマ~

 

こんにちは!動物看護師の片野です!

10月も残りわずか、、、。

気温も下がってきて一気に冬っぽい季節になりましたね、、、!

風邪引かないように気をつけましょうね!

 

 

今回は、インスリノーマについて書いていこうと思います。

インスリノーマはフェレットさんに多く見られる疾患です。

 

インスリノーマは膵臓にある腫瘍の事です。

高齢のフェレットにみられます。

フェレットの寿命は大体6歳~8歳と言われています。

 

 

どんな症状なのでしょうか??

・元気なく、ぐったりしている。

・食欲ない。

・よだれを垂らしている。

・ふらつき

・ぼーっとしている。

・ケイレンを起こす。

 

などがあげられます。

 

 

治療法は内科療法と外科療法があります。

内科療法

→ステロイドやジアゾキシドのお薬を飲ませて血糖値をコントロールします。

定期的に血糖値を計ってステロイドの量やジアゾキシドの量を調節しなければなりません。

 

外科治療

→インスリノーマは膵臓の腫瘍なのでお腹を開けて腫瘍を摘出します。

 

また、インスリノーマで大事な事

・ご飯の回数を増やす

・なるべく完食させる

・自分で食べれない子は強制給餌させてあげる

・ドライフードが食べれない場合は、ペースト状の物や高栄養のミルクを飲ませる。

・万が一低血糖症状が出たらブドウ糖やガムシロップなどを用意しておく。

 

 

私が以前勤めていた動物病院ではフェレットを多く診ていました。

インスリノーマの子は本当に多く手術も沢山見てきました。

 

一度手術して血糖値が安定してもまた再発してしまう子もいましたし、

高齢で、腎不全も併発していた為、手術が出来ず、

内科治療で頑張っていたフェレットさんもいました。

 

インスリノーマは飼い主様の介護は本当に大事です。

理想を言うとご飯は3時間おきにあげるのが理想です。

 

 

インスリノーマは手術して腫瘍を摘出しても再発してしまう場合があります。

なので、インスリノーマと診断された場合や、低血糖っぽい症状が出た場合は

様子を見ず早めに動物病院に連れてきてくださいね!

 

では、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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