乳腺腫瘍(犬)

 

 

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『乳腺腫瘍(犬)』について書いていこうと思います!

 

 

◎乳腺腫瘍とは?

乳腺が腫瘍化してしまう事です。

10歳以上の避妊していない雌犬に多く診られます。

 

乳腺腫瘍は初回の発情前に避妊手術を行う事によって乳腺腫瘍の発生を大幅に防げます。

初回発情後~2回目の発情が来る前に避妊手術を行うと乳腺腫瘍の発生率は約8%。

また、2回目の発情が来た後にに避妊手術を行うと乳腺腫瘍の発生率は約26%。

それ以降に避妊手術を行っても発生率は下げられません。

 

犬ちゃんの乳腺腫瘍は50%が良性で50%が悪性と言われています。

 

 

◎原因

ホルモンが関係していると考えられています。

 

 

◎症状

・乳腺付近にしこりのような物が出来る。

・しこりが急に大きくなる。

・ほっておくとしこりが化膿してしまう。

 

 

◎治療

・外科手術

・放射線療法

・抗がん剤治療

 

 

◎予防

早いうちに避妊手術を行う事が乳腺腫瘍の予防になります。

また避妊手術を行う事によって、乳腺腫瘍だけでなく、子宮・卵巣の病気も予防する事ができます。

 

万が一、乳腺腫瘍が悪性の場合は肺やリンパにも転移してしまいます。

リンパに転移していた場合、リンパ節の腫れが見られたり、胸水・腹水が溜まってしまう事もあります。

 

 

乳腺腫瘍は早期発見・早期治療できることがとっても大事です。

毎日犬ちゃんのお腹を触ってしこりがないかどうか毎日チェックする習慣をとるのもいいと思います。

 

 

お家の子がしこりや出来物が診られたら早めに動物病院に来院してくださいね!

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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