猫ちゃんの血液型

 

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『猫ちゃんの血液型』について書いていこうと思います!

 

 

私たち人間の血液型はA型、B型、AB型、O型がありますが

猫ちゃんの血液型はA型、B型、AB型の3種類なんです。

 

ほとんどの猫ちゃんはA型と言われています。

B型は少数で、AB型は非常に少ないと言われています。

 

猫ちゃんにはO型はありません。

 

A型とB型の相性はとっても悪く、

A型はA型の抗体を持ち、B型の抗原を攻撃する抗体をもっています。

B型はA型の逆です。

 

 

 

◎A型が多い猫腫

・日本猫

・アメリカンショートヘア

・ロシアンブルー

など、A型と言われています。

 

 

◎B型が多い猫腫

・スコティッシュフォールド

・ブリティッシュフォールド

・ペルシャ

・ソマリ

・アビシニアン

などが多いと言われています。

 

 

 

◎血液型の判定方法

・猫血液型判定キッド

→採血をして判定をします。

・クロスマッチテスト

→供血猫と輸血する猫の血液を混ぜて適合しているか肉眼で確認をします。

 

 

 

◎血液型を調べるメリット

・輸血が必要な時に何型なのか分かっていればいざという時に役に立ちますし、安全に輸血することができます。

・新生児溶血を予防する事ができます。

 

 

新生児溶血とは?

B型の母猫とA型の父猫と交配しA型の子が産まれ、母乳を飲ませてしまうと

母乳内にA型を攻撃する抗体が含まれているので

免疫反応を引き起こし子猫の赤血球を壊してしまい子猫は死んでしまいます。

 

もし、子供を考えているのであれば、事前に母猫の血液型を調べておくといいと思います。

 

新生児溶血を防ぐには、B型の母猫はB型の父猫と交配させる。

母乳は、お母さんの血液から作られます。

なので、B型の子猫が産れた場合は、母乳を与えず、粉ミルクなどをあげるようにしましょう。

 

 

 

◎輸血の際の注意点

A型とB型の相性はとても悪く誤って輸血をしてしまうと急性溶血反応を引き起こし最悪の場合、

命を落としてしまう事があります。

なので輸血をする際は、輸血前にしっかりと血液型検査をしっかりとしないといけません。

 

 

 

 

子供を考えている場合は、一度は血液型を調べると、新生児溶血を防ぐ事ができます。

また輸血が必要な時に安全に輸血ができますし、輸血を提供することもできます。

 

気になることがあれば獣医師や動物看護師にご相談ください。

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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