低温火傷に注意!!

 

 

 

 

 

こんにちは!動物看護師の片野です!

今回は『低温火傷に注意!!』について書いていこうと思います!

 

 

 

寒いと暖房やストーブ、床暖房、こたつなど使用する機会がかなり増えます。

低温火傷の危険性が上がるので使用する際は火傷しやすく注意が必要なんです、、、。

 

犬ちゃんや猫ちゃんは毛で覆われているので発見が遅くなる事があります。

 

 

 

◎低温火傷とは?

約44℃~50ぐらいの温度を長時間触れてしまうと起きてしまう火傷の事です。

 

 

 

◎原因

・犬ちゃん、猫ちゃんが寝ている場所、カイロやホットカーペット、床暖房など長時間触れてしまう。

・こたつやヒーター、アイロンなどに触れてしまう。

・コードなどをかじってしまう。

 

様々な原因が考えられます。

特にホットカーペットの上に長時間眠ってしまって低温火傷を起こしてしまう子がとても多いです。

 

また、冬場関係なくコードをかみちぎって遊んでしまう子は年中関係なく遊ばせないようにする事がとても大事です。

 

 

 

◎火傷は3段階に分かれます。

①皮膚に赤みが出る。ヒリヒリしたりします。数日で治ることがあります。

 

②皮膚に水泡が出来る

 

③皮膚だけでなく皮膚の下の筋肉まで火傷している。

皮膚が壊死してしまう事もあり治るまでに時間がかかってしまいます。

 

 

 

◎応急処置

火傷した所を冷やしましょう。

冷水で冷やしたり、保冷剤や氷で冷やす場合は、直接ではなく、タオルなどの巻いて患部を冷やすといいと思います。

 

 

その後、動物病院に来院する事をおススメします。

火傷した所は痛みが生じて舐めたりしてしまうと細菌感染を起してしまうので、

舐めないようにエリザベスカラーをしたりしましょう。

 

 

 

◎予防

犬ちゃんや猫ちゃんが寝ている時に、ペットヒーターや床暖房を使用する際は、

長時間いないように、寝たきりの子は定期的に寝返りをしてあげたり、直接触れないようにペットヒーターの上にタオルをひいてあげたり、

少し工夫すると低温火傷の予防にもなります。

 

また、タイマーの機能があれば使用するのもいいと思います!

 

飼い主様が気が付かないうちに低温火傷になってる事もあります。

低温火傷は発見が遅くなると重症化してしまいます。

 

こたつやペットヒーター、床暖房や湯たんぽなどを使用する際は低温火傷に十分に注意してくださいね!

 

もし、皮膚の赤みや異常が見られた場合は早めに動物病院に来院してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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