保冷剤を食べてしまった

 

 

 

こんにちは!動物看護師の片野です!

 

今回は『保冷剤を食べてしまった』について書いていこうと思います!

暑くなってきて保冷剤を使う機会が増えてきましたね!

この時期は保冷剤の誤食がとても多いです。

 

 

エチレングリコールが使用されている保冷剤はとても危険です。

万が一誤食してしまうと様々な症状が出ます。

 

ここ最近の保冷剤には、エチレングリコールが含まれていない保冷剤が売られています。

エチレングリコールは甘いと言われています。

誤っておやつだと勘違いしてしまう事もあります。

犬ちゃん、猫ちゃん、フェレットさんがお家にいる場合や誤食癖がある子は特に注意が必要です。

 

 

誤食させない事が一番ですが

万が一誤食してしまった場合にどの成分が保冷剤に使用されているのか確認しておくといいと思います。

 

 

◎症状

・ふらつき

・嘔吐

・元気消失

・食欲低下

・頻脈

・呼吸が荒くなる

・多飲多尿

・よだれが出る

・神経症状

 

 

◉症状が悪化すると

・急性腎不全や神経症状がでて最悪の場合死に至る事があります。

万が一誤食してしまったら30分以内に動物病院に来てください。

 

 

保冷剤に含まれているエチレングリコールは少量でも危険です。

最悪の場合は死に至ることもあります。

 

処置が遅れてしまうと死に至る事もあります。

30分以内に動物病院に来院して頂いたら催吐処置や胃洗浄ができます。

 

ただ、大量のエチレングリコールを食べてしまったら早く処置できたとしても亡くなってしまう事があります。

 

 

ここ最近は、エチレングリコールが使用されていない保冷剤が売られています。

ただ、安心はできません。

悪い物質が入っていないからと言って食べさせても大丈夫ではなく、

体調を崩すこともあります。

 

また、袋ごと食べてしまったら、胃や腸に詰まってしまい開腹手術をしなければなりません。

 

 

◎手作りの保冷剤を使用する

当院ではペットボトルに水を入れて凍らせてタオルを巻いて使用しています。

また、水に浸したタオルを凍らせるのもいいと思います!

 

ただ、誤食癖がある子はタオルやペットボトルを誤食させないように十分に注意してください。

 

 

 

毎年、この時期になると保冷剤の誤食が多く見られます。

誤食は、防げるものであり予防できます。

 

今年の夏はとても暑くて、犬ちゃんや猫ちゃんに保冷剤を首に巻いてあげる機会も増えると思います。

誤食させないように十分に注意しましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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