鉤虫症

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『鉤虫症』について書いていこうと思います!

 

 

◎鉤虫症とは?

消化管に寄生し、小腸で吸血するので下痢だけでなく貧血等症状がでる事があります。

犬ちゃん、猫ちゃんだけでなく人にも感染してしまう恐れがあります。

 

 

◎原因

鉤虫は土壌で成長し7日~10日にかけて幼虫になります。

感染経路は経口感染、経皮感染、胎盤感染、乳汁感染があります。

 

また、ネズミを食べて感染してしまう事もあります。

 

 

経皮感染:皮膚→血管→肝臓→心臓→肺→気管→胃→小腸へ移動します。

鉤虫が小腸の粘膜を吸血すると貧血の恐れがあります。

 

経口感染:感染幼虫を口にしてしまうと感染してしまいます。

経口感染の場合は肝臓や心臓には行かず胃→小腸へ移動します。

 

乳汁感染・胎盤感染:母犬、母猫から感染してしまいます。

 

 

◎症状

・下痢(黒っぽいタール便)

・血便

・体重減少

・貧血

等の症状がでます。

 

 

◎治療

駆虫薬で治療をします。

下痢がひどく脱水がひどい場合は、下痢止めを使用したり点滴をしたりします。

貧血が重度の場合は、輸血を行う場合もあります。

 

 

◎予防

散歩中に便が落ちていても食べないように注意が必要です。

鉤虫は経口感染なので、他の子の便を食べてしまうと鉤虫だけでなく

その他の寄生虫に感染してしまう恐れがあります。

 

もし下痢や体重減少がみられたら様子を見ずすぐに動物病院に来院してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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