糞線虫(人獣共通感染症)

 

 

 

こんにちは!

今回は『糞線虫(人獣共通感染症)』について書いていこうと思います!

 

 

◎糞線虫とは?

小腸に寄生し下痢などの症状が出ます。

犬ちゃんや猫ちゃんだけでなく、私たち人間にも感染してしまう恐れがあります。

 

 

 

◎原因・感染経路

経口感染

→糞便中にいる幼虫を食べてしまうと感染してしまいます。

 

経皮感染

→体の体表から感染します。

傷があるとそこから感染してしまう事があります。

便を触る際は、グローブをするなど対策が必要です。

 

経乳感染

→授乳期の母犬から子犬に感染してしまう事があります。

 

 

◎症状

・下痢

 

主な症状は下痢です。

成犬の場合は無症状の事が多いですが

子犬に感染してしまうと下痢の症状が出て体重減少がみられることがあります。

 

皮膚から感染した場合場合は、血管に入り込み肺に侵入し呼吸器症状が出ます。

 

 

◎治療

駆虫薬を用いて治療します。

主にイベルメクチンという駆虫薬を用います。

 

1回の駆虫では完全にいなくなりません。

定期的に便検査を行う必要があります。

 

 

◎予防

糞線虫はブリーダーやペットショップなど多頭飼育環境で多発する傾向があります。

排泄物はしっかりと消毒し処理することが予防法の一つです。

糞線虫は、熱湯消毒を行いしっかりと乾燥を行う事が大事です。

 

もしおうちの子(特に子犬や子猫)が下痢が止まらない事が続いていたら様子を見ず、

すぐに動物病院に連れてきてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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