フィラリア

そろそろ蚊の出る季節になってきました。

『蚊』といえば、そう、『フィラリア』です!

フィラリア予防の時期がやってきました!

 

さてさて、ところでよく聞くけどそもそもフィラリアってなんなの?とお思いの方も多いでしょう。

ということで今回はフィラリアについてご説明しよう思います。

 

まずフィラリアとは蚊が媒介し、犬に寄生する『寄生虫』のことです。

日本名は『犬糸状虫』

名前の通り白くて細長いまるでそうめんのような姿をしています。

名前に“犬”とあるように基本的に犬にしか寄生できません。

 

蚊の唾液腺に住んでいるフィラリアの子供が、蚊が犬の血を吸った時に犬の体内に侵入し、血液の流れに乗って最終的に心臓の右側(右心室・右心房)と肺静脈というところに寄生し成長します。

ちなみに右心房は全身を巡った血液が返ってくるお部屋で、右心室は血液を肺に送るお部屋、肺静脈は心臓から肺への血液の通り道です。

心臓に寄生するので血液の流れが悪くなるので様々な症状が出現します。

呼吸が苦しそうだったり咳が出たり、悪化すると腹水や胸水がたまったり血尿が出たり、放置すれば最悪死に至ることも……。

20年30年前はフィラリア症は犬の死因の30%以上を占めていました。

 

しかし、心配ご無用です!

現在はフィラリアはお薬で予防することが可能なのです!

 

お薬のタイプは錠剤やおやつやスポットといろいろあるので、それぞれのわんちゃんと飼い主様のライフスタイルに合ったものを選んであげましょう。

たとえば、食べることが好きな子ならおやつ、お薬飲むのが苦手ならスポット、忙しくて月一回忘れちゃう…という方には一度打つだけで一年間有効の注射もあります。

どうしたらいいかよく分からないな、という方は是非お気軽に当院スタッフにお尋ねください。

 

当院HPにもイラスト付きで解説されているので良ければこちらもご覧ください。

→三ツ池HP 犬フィラリア症

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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