こんにちは!動物看護師の片野です!
今回は『愛犬・愛猫のごはんの選び方』について書いていこうと思います!
結構飼い主様からごはんの相談を受ける事がとっても多いです。
ペットフードの目的は4つあります。
①総合栄養食
毎日の主食としてあげるごはんのこと。
栄養バランスもしっかりとあるので、新鮮な水+総合栄養食のごはんを食べていれば、犬ちゃん、猫ちゃんの健康を維持する事が出来ます。
②間食
おやつ
③療法食
治療の目的として作られたごはんのこと。
④その他の目的食
①~③以外の目的として作られたごはんのこと。
総合栄養食ではない缶詰やウェットフードなどことで、一般食や副食と書かれていることもあります。
缶詰やパウチのごはんは、総合栄養食と勘違いされてしまう飼い主様が多いですが
総合栄養食ではないので、バランスのいい食事ではありません。
総合栄養食+缶詰・パウチのトッピングなら、栄養バランスはしっかりと摂れますが、
缶詰やパウチなどの一般食や副食だけを与えてしまっていると栄養不足になってしまいます。
◎犬ちゃん、猫ちゃんのごはんの種類
①ドライ
②ウェット
③セミドライ(セミモイスト)
の3種類があります。
①ドライフードはポピュラーなごはんですよね!
乾燥しているご飯で水分量が10%以下で作られている為、保存期間も他のごはんに比べて長く手間がかからないのがドライフードの特徴です!
②ウェットフード
水分が多く含まれているごはんです。
③セミドライフード(セミモイストフード)
ドライフードとウェットフードの間にあたり
ウェットフードに比べて水分量が少なくしっとりとしたごはんです。
ドライフードが好みの子もいればウェットフードが好みの子もいます。
好みによって分けるのもいいと思います!
また、高齢になったり、腎不全や尿路疾患の場合は、水分が含まれているごはんの方が
飲み込みやすく割、水分補給も出来るので使い分けるのもいいと思います!
◎年齢に合ったごはんを選ぶ
ライフステージによってご飯を選ぶ事もとっても大事なんです。
仔犬、子猫の時に食べていたごはんは、とってもカロリーが高く大人になって食べ続けると肥満になってしまいます。
また、避妊去勢手術後は太りやすくなるので、避妊去勢後の総合栄養食を選ぶ事もオススメしています。
◉成長期(生後50日~12か月まで)
骨や筋肉が成長し大人になるためにしっかりと栄養を蓄えるとっても大切な時期です。
この時期は、たくさんの栄養を蓄えなければいけませんが
一気にたくさんの量を食べることはできないので
1日に3~4回に分けてご飯をあげましょう。
また、消化しやすいようにふやかしのごはんをあげましょう!
◉成犬・成猫期(約10か月~7歳)
仔犬・子猫の時とは違って、栄養を蓄える事より
体重維持や健康維持を目的とします。
この頃になると、ふやかしのごはんでなくても消化できるようになります。
また、避妊去勢手術後は、太りやすくなる時期なので、
肥満気味の子は、カロリーが低いごはんやダイエット用の総合栄養食を選ぶのもいいと思います!
また、皮膚疾患やアレルギー、消化器疾患などの症状が出ていたら、それに対してのごはんを選ぶといいと思います!
毛づややうんちの量や質、嘔吐がなければその子にはそのごはんが合っています!
◉シニア期(7歳以上)
シニア期に突入すると食欲が低下したり様々な疾患が見つかったり内臓や筋肉など衰えが出てきてしまいます。
その病気に合ったごはんを選んだり、食欲低下してきたら栄養価の高いごはんやシニア期のごはんに切り替えましょう。
シニア期に入ったからといい、食欲が変わらず健康状態に問題がなければシニア期用のごはんに切り替えなくても大丈夫です。
その子の体調や食欲、老いが見られたらシニア期のごはんに切り替えてもいいと思います。
この時期のごはんの切り替えはとても難しいと思います。
獣医師や動物看護師に相談してみて下さいね。
ごはん選びはとっても難しいですよね、、、。
まず、大事なことは、
①オヤツばかりあげるのではなく総合栄養食を選びバランスのいいごはんを選ぶ事。
②下痢嘔吐がない事、毛づやが良くフケや痒みなどが出ていなければそのごはんが合っています。
③新鮮な水を用意しておく。
何か、わからない事があれば気軽に獣医師や動物看護師に相談してみてくださいね!