こんにちは!動物看護師の片野です。
桜が開花し始めて花見日和ですね!
さて、皆様の家に健康診断のハガキは届きましたか??
ワンちゃん、ネコちゃんも人間と同じで定期的な健康診断がとっても大切なんです。
私たちは健康診断の結果によって生活習慣を見直したりダイエットしようって思いますよね。
健康診断によって自覚のない病気を発見できたり早期発見、早期治療、そして病気の予防にもつながります。
特に室内飼いの猫ちゃんは目立った体調不良がない限り、ほとんど病院に行かない飼い主さんも多いいんではないでしょうか??
猫ちゃんは体調不良に気が気が付きにくい生き物なので、病気の早期発見が遅れがちになってしまいます。
健康寿命を延ばすためにも定期的な健康診断がとっても大事なんです!
では、健康診断は何歳から受ければいいのでしょうか?
7歳を超えるとシニアに入るので、7歳から1年に一度必ず健康診断を受けることをお勧めします!
『うちの子は症状がないから血液検査はしなくていいや』と思われる飼い主さんも多いいかもしれません。
身体検査(見て触って心臓の音を聞く)だけでは病気の早期発見が難しいんです。
7歳を超えたら血液検査をすることを検討してみてくださいね。
健康診断は病院によって内容は違います。
当院ではまず、、、
①身体検査
身体検査は、体重測定・聴診・触診・目・耳・歯・リンパ節の腫れ等、全身にわたって検査をします。
②血液検査
各項目数によって肝臓、腎臓、貧血の有無など各臓器が正常に機能しているかどうか確認することができます。
年齢によって項目数を増やしたり、ホルモン検査が追加することできます。
希望された場合や持病や症状によって検査が必要な時には尿検査や便検査も行います。
尿検査では、比重を見ることで腎臓病を発見することが出来たり、尿結石の有無があるのか?細菌がいるのかどうか?など
確認することができます。
事前に尿を持ってきて頂くと検査がスムーズに進むので持参して頂くと助かります。
朝一番に採れた尿を持ってきてください。時間が経ってしまった尿では検査の結果に不具合が起きてしまうので、
すぐに持ってこれない場合は冷蔵庫に保管して6時間以内の尿を持ってきてください。
(採尿キットは受付で言って頂ければお渡します。)
また、尿を持ってきていただく際は保冷剤に包んで持ってきてくださいね。
便検査では、寄生虫感染や腸内細菌のバランス、消化不良の具合、出血の有無がないか等、顕微鏡で詳しく調べます。
便検査も当日の朝の便か直前の便をも持ってきて頂くと検査がスムーズにいきます。
その他のもレントゲン検査や超音波検査もできます。
10歳超えたワンちゃん、ネコちゃんでは悪性腫瘍の発生率も高まる可能性があるので血液検査と一緒に検査をすることをお勧めしてます。
まだ、動物たちの間では人間のように血液検査で癌が見つかる事ができないんです。
その為、レントゲン検査や超音波検査といった画像診断は体の中の悪性腫瘍を見つける事にとても有効なんです!【犬と猫の健康診断】知ってて欲しい健康診断を受ける時の注意事項
10歳を超えた子には血液検査+レントゲン検査、超音波検査も検討してみてくださいね!
健康診断を受ける際に注意事項が3点あります。
①当院では血液検査のみの健康診断は予約は必要はありません。
超音波検査など時間がかかる検査に関しては予約をお願いする事もあります。
受診する際は病院に確認してみてくださいね!
②私たちが健康診断を受ける際、絶食でいきますよね?
ワンちゃんもネコちゃんも人と同じように絶食で来院してくださいね。
ご飯を食べている状態だと検査結果に影響が出てしまうんです。
なので、絶食で来てください。
絶食はだいたい8時間~12時間開けてくださいね。
③超音波検査を受ける際は半日ほどお預かりさせて頂く場合がありますで、時間に余裕がある日に予約を取ってくださいね!
当院の健康診断の流れがyou tubeにもupされてるので是非ご覧くださいね!
看板猫のミケちゃんが頑張って健康診断しました!
動画でご覧になりたい方はこちら↓youtube↓
・【犬猫ドックって何するの?】高齢になったら健康診断にこれもプラスすると良いですよ
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