避妊・去勢手術

こんにちは!

動物看護師の片野です!

ここ最近雨が続いてましたが、今日は久々に晴れて洗濯日和ですね!

犬ちゃんはお散歩に行けない日々が続いていたと思います、、。

久々のお散歩!熱中症にならないように気をつけてくださいね!

今日通勤中にセミが鳴いていましたよ!

もうすっかり、夏ですね、、、!

 

さて、お家の犬ちゃん、猫ちゃんは避妊・去勢手術はしていますか??

子供を作る事を希望しない飼い主さんは避妊・去勢手術をする事をおススメします。

 

避妊・去勢手術をしていない子は

女の子の場合、子宮卵巣乳腺腫瘍の病気になりやすく

男の子の場合、マーキング軽減前立腺精巣腫瘍の病気になりやすいんです、、、。

 

 

避妊・去勢手術は生後半年から手術をする事ができます!

 

女の子の場合、初回発情が来る前か、2回目の発情が来る前に避妊手術をすると

約90%以上、子宮・卵巣腫瘍、乳腺腫瘍が予防できるといわれています。

 

大体9歳から10歳くらいになって、乳腺腫瘍が見つかったり

元気・食欲がなくなって、子宮から膿が出てしまう子宮蓄膿症が見つかってしまう

ケースが多いいんです、、。

 

子宮蓄膿症という病気は、子宮に膿が溜まってしまう病気です。

全身に菌が回ってしまうと命に係わる病気なので、

緊急手術をしなくてはいけません。

以前、高齢の柴犬が、

『ここ最近、食欲が落ちてきて、陰部から膿みたいなのがでている。』と電話があり、

すぐに来てもらい、その日に緊急手術をしました。

その子は、術後とっても良好で、時々散歩しているのを見かけたりします。

元気になって本当に良かったです!

 

高齢で、他のも疾患があって麻酔に耐えられない場合もあり

手術ができない事もあります。

なので、早いうちから避妊手術をすることをお勧めします。

 

次に多い患として、乳腺腫瘍です。

犬ちゃんの場合ですと、約50%が悪性

猫ちゃんの場合ですと、約90%が悪性

 

乳腺癌になってしまうと、肺にも転移しやすいんです。

手遅れになる前に検査をして摘出をおススメします。

 

男の子の場合、去勢手術をしておくと

前立腺の病気、精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫の発生の予防にもなります。

 

前立腺の病気で主に多い疾患は

1つ目は、前立腺肥大です。

直腸が圧迫され、排尿障害や排便障害、しぶりが起こる事があります。

去勢手術によって前立腺肥大は良くなります。

内科的治療もありますが、薬の副作用や休薬をしてしまうと

再発の恐れがあるので、なるべく早くに去勢手術をする事をおススメします。

 

2つ目は会陰ヘルニアです。

男の子に多く、女の子では稀な症状です。

肛門周囲の筋肉に隙間が空いてしまい、直腸、膀胱が

外に出てきてしまい排便・排尿が上手にできなくなってしまう病気です。

ほっておくと命に係わるので早期に治療が必要になっていきます。

会陰ヘルニアも手術をすれば治ります!

 

避妊・去勢手術をすれば予防できる病気です。

子供を産むことをご希望されない方は小さい頃に手術をすることをおススメします。

 

当院のyoutubeに犬ちゃん、猫ちゃんの避妊・去勢手術の動画がupされてます!

そちらも是非ご覧くださいね!

 

では、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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