こんにちは!
今回は『会陰ヘルニア』について書いていこうと思います!
◎会陰ヘルニアとは?
肛門付近にある筋肉が弱くなってしまい、会陰部の筋肉の隙間に直腸や脂肪膳立線などの臓器が飛び出てしまう病気です。
両側性や片側のみ発症してしまう場合もあります。
未去勢の雄に多く見られます。
◎原因
はっきりとは分かっていませんが、
男性ホルモンが関与していると考えられています。
去勢手術を行っていない子は特に注意が必要です。
◎症状
・排便障害(うんちが出にくそうだったり、便秘、下痢などの症状)
・排尿障害(尿が出なかったり、血尿などの症状)
※尿が出なかったりすると急性腎不全になってしまう事もあります。
◎治療
ほとんどが外科治療です。
会陰ヘルニアの手術と再発を防ぐために同時に去勢手術を行う事もあります。
ですが、手術が出来ない子は、内科治療を行います。
内科治療だと、便が出やすくなるお薬を服用したりします。
尿が出ていなかったら針を刺して採尿します。
◎予防
若いうちから去勢手術を行う事が予防の1つです。
会陰ヘルニアになってしまい、外科手術を行ってもまた、再発してしまう事もあります。
去勢手術は生後6か月以降から出来るので、繁殖を考えていなければ早めに去勢手術をお勧めします。
会陰ヘルニアになってしまうととても大変です。
もし、お家の子がうんちがなかなか出なかったり、肛門付近が膨れている、いつもと尿が出にくそうだったり何か異常な様子が見られたら
様子を見ず、早めに動物病院に来院してくださいね!