分離不安

 

 

 

こんにちは!動物看護師の片野です!    

 

 

さて、今回は『分離不安』について書いていこうと思います。

分離不安で悩まれている飼い主様は多いのではないでしょうか??

 

  私の愛犬も小さい時は分離不安はありました。

分離不安はいわゆる心の病気。  

しっかりとトレーニングや生活環境に少しずつ慣れさせれば 分離不安は軽減します。

今は分離不安もなくなり一人でお留守番が出来るようになりました!

 

 

 ◎分離不安とは??

飼い主さんの傍を離れたり、見えなくなると不安で 大きい声で鳴いたり、過度なグルーミング、

トイレではない場所で排泄をしてしまうなどの症状です。

 お家に来てまだ間もない子犬や仔猫には分離不安は自然の事です。

 

原因

・環境の変化→引っ越し

・新しくお家に子犬、子猫をお迎えした

・赤ちゃんが生まれたなど。。。

・家にいる時間、相手にしすぎる。

・留守番時間が長い

・運動不足やコミュニケーション不足。

・生活スタイルの変化 ・飼い主さんとのコミュ二ケーション不足

・雷や地震などで怖い思いを体験した。

・保護された子

・生まれてから十分な時間、お母さんや兄弟と過ごしていない。

・認知症 ・高齢で眼や耳など視覚聴覚が衰えて不安になる事が多くなった。  

等、あらゆる原因が考えられます。    

 

症状

・飼い主さんが見えなくなるとずっと吠え続ける。

・トイレ以外で粗相をしてしまう。

・飼い主さんが留守の間だけ食糞をしてしまう。

・肉球の裏や手脚をずっと舐める。

・自分の尾をかじり自傷行為をする。

・家に置いてある家具やおもちゃなどを壊してしまう。

・下痢・嘔吐・食欲不振などの体調不良。  

 

 

 ◎予防法

・留守番に慣れさせる練習をする。

・家にいる時過度に構いすぎない。

・安心して暮らせる環境をつくる。

・小さいうちからパピー教室や犬の犬の幼稚園に通うのもいいと思います。

・獣医師や動物看護師、ドックトレーナーに相談するのもありです!!    

 

 

分離不安になってしまったら

・家に家族がいる時、一人での時間を多くして必要以上に構いすぎない事。

大きな声で吠えたりしても無視する。

・短時間のお留守番からトレーニングをする。

・お留守番ができたら大袈裟に褒めてあげる。

・飼主さんの匂いがするものや好きなおもちゃを置いといてあげる。

・テレビをつけたりしてみる。

・お留守番させて失敗しても叱らない。    

 

分離不安を治すのは、とても時間がかかります。

飼主さんとの信頼関係がとても大事になってきます。

日頃から、適度に運動や一緒に遊んであげる時間を作るなど しっかりとコミュニケーションをとる事が大切です。  

 

先程も言ったように私の愛犬も小さい頃は分離不安でした。

治るまでに時間はかかりました。

小さい頃から誰かが外出する時は必ず、大好きなオヤツを一粒あげるようにしました。

今も外出する際は毎回おやつをあげてます。  

また、家族全員の協力が必要です。

少しでも一人の時間を長くせず安心して暮らせる環境をつくる事を心掛けています。

分離不安だなと思ったら悩まず、獣医師や動物看護師に相談してくださいね!               

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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