こんにちは!動物看護師の片野です!
今回は『糖尿病』について書いていこうと思います!
人でも糖尿病があるように犬ちゃん猫ちゃんにも糖尿病になる事があります。
◎糖尿病とは?
インスリンが上手く働かず、血中の糖が増えてしまう病気です。
インスリンは膵臓から出るホルモンです。
身体が上手く糖を吸収出来ず、血液や尿にも糖が排出してしまいます。
◎原因
肥満や遺伝的な要因、様々な原因が考えられます。
また、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)や膵炎、持病があると併発する可能性はあります。
避妊手術をしていない子も糖尿病になるリスクは高くなります。
◎症状
・多飲多尿
・食欲が増すのに体重が減少する
〇病気が進行や併発してしまう病気
・眼科疾患(白内障や網膜症など)
・腎疾患や肝疾患
・食欲低下
・脱水
・細菌感染
・昏睡状態や意識消失
猫ちゃんの場合ですと後肢に力が入らなくなったりいつもと様子がおかしいなどがあげられます。
◎治療
インスリンをうまくコントールする事がとても大事なので、
インシュリンの注射を決まった量を投与することが必要になります。
また、血糖値の数値を維持するために食事管理も治療の1つです。
糖尿病は一生付き合わなければならない病気です。
インシュリンの注射はご自宅で投与しなくてはいけないので
注射の練習も必要になります。
上手く血糖値を維持しなくてはいけないので
定期的に血糖値の検査をしてインシュリンの量を調整します。
特に肥満の子は糖尿病になるリスクが高くなってしまいます。
また、女の子の場合は、子供を産むことを考えてなければ避妊手術をする事をおススメします。
予防としては、年齢に合った食事管理や適切な運動、
肥満になりすぎないようにしっかりとする。
また、定期的に定期健診(血液検査や尿検査など)を行う事がとっても大事です。
普段よりお水を飲む量やおしっこの量など増えたら糖尿病だけでなく、他の病気が隠れている可能性があります。
早めに動物病院に来院してくださいね!