こんにちは!
今回は『フィラリア症』について書いていこうと思います!
◎フィラリア(犬糸状虫症)とは?
フィラリアという寄生虫が原因で蚊に刺され感染してしまいます。
日本名では「犬糸状虫」といいます。
メスのフィラリアの方がオスより大きく
成虫はオスで体長約17㎝。メスでは体長約28㎝といわれています。
◎猫のフィラリア症
猫ちゃんもフィラリアに感染してしまう事もあります。
猫ちゃんのフィラリアは10頭に1頭はフィラリアに感染しているといわれています。
その中でも、4頭に1頭は室内飼いだったことが分かっています。
また、猫の場合は、無症状の子がいたり、他の病気と見分けがつけず診断が難しいと言われています。
犬のフィラリアは心臓や動脈に寄生しますが、
猫のフィラリアは肺動脈に到達する前に死んでしまいます。
猫に入ったフィラリアが体内で死んでしまったら
その死骸が血管をふさいでしまい血栓になってしまうリスクがあり
突然亡くなってしまう事もあります。
◎フィラリアに感染したらどんな症状がでる?
・咳
・呼吸困難
・食欲不振
・元気消失
・腹水
・血尿
等の症状がでます。
◎なぜフィラリアの検査が必要なのか?
犬の体内に成虫のフィラリアがいない事を確認する為にフィラリアの検査をします。
ミクロフィラリアは肉眼では分からないぐらいとても小さく顕微鏡で見るとわかります。
このミクロフィラリアは薬で殺しても身体に吸収させてしまうので、薬で殺しても大丈夫ですが
大人になったフィラリアは薬で殺してしまうととっても危険です。
殺してしまうとフィラリアが血管に詰まってしまい血栓の恐れがあるので
体内に大人のフィラリアがいないかどうか毎年確認する必要があります。
フィラリアの予防期間は、地域によって違いますが
鶴見付近では、5月~12月が予防期間になります。
犬だけでなく猫や、フェレットにも感染してしまう恐れがあります。
よく、「うちの子は散歩もいかないし、家の中に蚊が入ってこないからフィラリア予防は大丈夫」
「高層マンションなのでフィラリア予防は大丈夫」と予防をしていない飼い主様が多いですが、
蚊は入ってくる可能性はありますし、
フィラリアに万が一感染してしまうと最悪の場合死に至ることもあります。
フィラリアはしっかりと予防が大切です。