アトピー性皮膚炎

 

 

 

こんにちは!!物看護師の片野です!

 

今回は『アトピー性皮膚炎』について書いてみました!

これからの暑くなる時期は皮膚炎になる子が多く、もともと皮膚が悪い子は痒みがひどくなってしまう事があります。

 

 

原因

・アトピー体質

・アレルギー(食物や植物やハウスダストや花粉など)

・ノミなどの寄生虫

・皮膚のバリア機能の低下

等、様々な原因が考えられます。

 

 

症状

・痒み(全身のかゆみや部分的な痒み)

・赤み

・フケ

・脱毛

・独特な臭いがする

 

足先や付け根、脇、眼の周りや口周りなどに症状が出る子もいます。

 

 

治療

・内科治療(飲み薬又は塗り薬)

・食事療法(アレルギー物質のある食物を排除しアレルギーに対して療法食に切り替える)

・薬用シャンプー(定期的にシャンプーをし清潔に保つ)

 

強い痒みの場合はステロイドのお薬を内服することもあります。

食物アレルギーの場合は、一度アレルギー検査をしてみてもいいかもしれません。

アレルギー検査をすると食物やハウスダスト、花粉など結果が出ます。

また、除去食試験も試されるのもいいかもしれません。

 

 

 

除去食試験とは?

アレルギー物質(肉・小麦・トウモロコシなど)が入っていないごはんを食べさせてみて

3~6週間試してもらい、痒みが出るか見てもらいます。

 

 

例えば、今まで食べたこともないタンパク質(羊肉・馬肉・カンガルーなど)や炭水化物(トウモロコシなど)を

3~6週間あげてもらったら皮膚の痒みや下痢が治ったなどの報告があります。

 

元のごはんに戻すと同じ症状が出たらそのご飯にアレルゲンがあると考えられます。

除去食試験中は決められたごはんとお水しかあげられないので

オヤツ等は禁止になってしまいます、、。

 

もし、食物アレルギーが疑わしいのであれば一度、除去食試験を試してもいいと思います。

 

 

特に柴犬やシーズー、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア、フレンチブルドッグなど

様々な犬種でアトピー性皮膚炎は見られます。

 

 

痒いと本人も辛いので、何かいつもと違う様子、皮膚に異常があれば早めに来院してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事