膀胱炎

 

こんにちは!動物看護師の片野です!

 

さて、今回は、猫ちゃんに特に多い『膀胱炎』について書いていこうと思います!

膀胱炎は、私たち人間もなりますよね、、。

膀胱炎はとっても辛いんです、、、。

私も膀胱炎になった事がありとても辛かった記憶があります。

膀胱炎は一度なると再発しやすくなるので水分をこまめに取る様にする事。

そして、この仕事をしていると、忙しくてなかなかトイレに行けない事が多々ありますが

なるべく我慢せずトイレに行くように心がけています。

 

 

さて、なぜ膀胱炎になってしまうのでしょうか??

原因は主に2つあります。

 

1つ目は『細菌性膀胱炎』です。

名前の通り細菌感染によって膀胱炎になってしまいます。

ブドウ球菌や大腸菌などの細菌感染が原因と言われています。

 

 

2つ目は『特発性膀胱炎』です。

猫ちゃんでは特に多いと言われています。

残念ながら原因は分かっていません、、。

 

食事の変更、新しくお家に別の子を迎えた、トイレの環境など

様々なストレスが原因で膀胱炎になってしまう事もあります。

 

また、膀胱結石による膀胱炎もあります。

尿のPH(水溶性の性質 アルカリ性や酸性)がアルカリ性に傾くと

結石になりやすくなります。

※健康的なPHは6.5とやや酸性になっています。

 

結石の種類はいくつかあり

よく見かける結石はストラバイト結石シュウ酸カルシウム結石です。

ストラバイト結石は聞いたことある方は結構多いのではないでしょうか?

 

ストラバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)

→食事療法で溶けます。療法食以外の物を食べさせてしまうと

溶けないので基本的に与えるのは療法食のみになります。

 

シュウ酸カルシウム結石

→食事療法では溶かす事ができないので手術をして結石を摘出をしなければなりません。

 

 

症状は人と同じで

・何度もトイレに行く

・尿が少ししか出ない

・排尿痛

・血尿

 

 

何日も放置していると腎不全や尿毒症を引き起こしてしまうので

このような症状が出ていたらすぐに動物病院に来てくださいね。

 

予防法

・水分を摂る様にする

→ウェットフードやふやかしのご飯にする。

 

・太りすぎには気を付ける

→体重が重いとあまり動かなくなるのでトイレに行く機会も減ります。

 

犬の場合の予防法

・トイレシーツを定期的に変える

→定期的に取り換えるのが難しい時は吸水性のいいトイレシーツに変える。

 

・お家の中でも外でもトイレが出来るようにトレーニングをする。

→時々、『家の中でしかトイレをしない』、『外でしかしない』と

飼い主さんから聞くことがあります。

 

悪い事ではありませんが、台風や大雨、雪など悪天候の場合外に出るのは大変ですよね。

また、犬ちゃん、猫ちゃんが入院をした時や高齢になって歩けなくなった時、

災害時やペットホテルを利用する時など、室内でのトイレを身に着けておくと

イレギュラーな時でも対応ができますし、飼い主様も安心しますよね。

 

時々、緊張しがちの犬ちゃん、猫ちゃんがペットホテルを利用した時に

1日中おしっこをしない場合があります。

場合によりますが圧迫排尿をして尿を出すこともあります。

 

なので、膀胱炎にならない為にも室内や外でもトイレが出来るように

トレーニングしておきましょうね!

 

猫の場合

猫ちゃんはトイレ環境にとても神経質の子が多いいです。

なので、その子に合ったトイレ環境を作ってあげる事が大事です。

 

トイレの数

→家にいる猫ちゃん1頭に対して1つのトイレ。

1頭飼いでもトイレは2個あると長時間家を空ける場合や

こまめにトイレ掃除が出来ない時でもストレスを感じず

トイレをしてくれると思います。

 

トイレの大きさ

→約1.5ぐらいの大きさが理想です。

 

トイレの種類

トイレの砂

トイレの場所

 

猫ちゃんはトイレ環境にとても神経質の子が多いいです。

なので、その子に合ったトイレ環境を作ってあげる事が大事です。

 

また、これから寒くなってくると、夏に比べて水を飲まなくなるので

冬は膀胱炎の子が多くなってきます。

なので、少しでも水分を摂る様にドライフード+ウェットフードを取り入れると

良いかもしれませんね!

 

尿路疾患はとても多い疾患なので、心当りある方は

様子を見ず、すぐに病院に連れてきてくださいね!

 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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