犬用マスク、危険です!

こんにちは。

蝉も鳴きはじめてすっかり夏になりました。

 

さて、新型コロナがわんちゃんでも陽性が確認されたと発表されて、巷では犬用マスクなるものがはやり始めているみたいですね。

 

はっきり言っちゃいます。

見た目は可愛いかもしれませんが、危険ですのでオススメしません。

 

 

何故危険なのか。

私たちは全身の汗腺から汗をかいて体温調節をしていますが、わんちゃん達はパンティングという口を大きく開けて舌を出してハァハァとする呼吸で体温調節を行っています

全身毛で覆われているので、基本汗はかきません。

そんなわんちゃん達に『犬用マスク』なんてものを装着してしまうと、パンティングを妨げて、熱中症のリスクが高まってしまいます。

 

薄着になれる、汗の気化熱で体温を下げられる私たちだってこの時期のマスクは息苦しいのに、全身毛皮で覆われている、汗もかけない、そこにさらにマスクなんてさせられて呼吸を阻害された日にはもう、地獄のような暑さであることは想像に難くないですね。

 

夏に毛皮のコート来てマスクしてたら人間だって死にます。

 

 

何でも食べちゃう子なら誤食の危険性だってあります。

 

新型コロナ、仮に罹ってしまったとしてもわんちゃんは無症状で元気ですが、熱中症や誤食からの消化管閉塞では死にます。

 

愛犬の為を想ってしたことで、愛犬がつらい思いをしたり、最悪の場合死んでしまったりしたら…。

 

愛犬をコロナから守るのであれば、まずは自分がかからないようにするのが第一です。

うがい手洗い、マスクの着用、アルコール消毒、密を避ける。

 

それから、

わんこと触れ合う前後は手を洗う、顔をぺろぺろ舐めさせない、お散歩中は他人との接触を避ける。

↑ことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事