レプトスピラ症

 

 

こんにちは!動物看護師の片野です!

今年も残り1か月ちょっとですね、、、!

時の流れが速くてびっくりです(笑)

 

 

今回は、人にも感染してしまう恐れがある『レプトスピラ症』について書いていこうと思います。

この感染症は、国内でも発生している例が多数報告されています。

 

 

哺乳類に感染します。ただ、猫は感染しても症状がほとんどでないと言われています。

ただ、人にも感染してしまうとっても怖い感染症です。

感染経路は、げっ歯類(ネズミ)の尿で感染します。

尿がついた土や水、口に入ったり、粘膜に入る、傷口に入ると感染してしいます。

 

レプトスピラの菌は、湿気が多い場所を好むので

山や池がある所やキャンプ場によく行く方は、特に注意が必要です。

 

潜伏期間

→数日~数週間

 

症状

→色んな臓器に影響を与えてしまいます。

元気消失や食欲不振、発熱、嘔吐、急性腎不全、急性肝不全、

黄疸、多飲多尿が見られることもあります。

 

甚急性

→発生から数日で死に至ります。

発熱や震え、口腔内の出血、鼻血、血便、ぐったりした症状が見られます。

 

急性

→突然発症し進行が早く死亡率が高い。

腎不全や肝不全、呼吸困難、口腔内の出血、ぐったり、脱水、嘔吐が見られます。

 

亜急性

→甚急性や急性に比べて進行が緩やかです。

腎不全や肝不全が見られます。

慢性

→症状は緩やかですが長期にわたって症状が見られます。

多飲多尿や腹水が見られます。

 

回復後

→慢性腎不全が残る事もあります。

 

 

治療法

→抗生物質が効果的と言われてます。

また、肝不全や腎不全などの症状もある場合は、症状に合わせた治療をします。

 

予防

→・山やキャンプに行く飼い主様は

1年に1回レプトスピラが入っているワクチンを接種する。

 

・消毒をしっかりする。

レプトスピラは、湿っている場所を好みます。

   次亜塩素酸ナトリウムまたはヨード製剤などで消毒するといいと言われています。

   50℃以上で10分以上加熱が大事です!

 

 

台風後や沼地、池、キャンプ場など感染するリスクが上がるので

汚染環境や感染動物との接触は避け

年に1回の予防接種、消毒が大切になります。

 

 

人にも犬ちゃんにも感染してしまいとても恐ろしい感染症なので気をつけましょう。

 

当院のyoutubeにもレプトスピラについて動画がupされているので

そちらも是非、ご覧ください!

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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