デンタルケアについて

こんにちは!動物看護師の片野です!

気温も暖かくなってきて汗ばむ気候になってきましたね。

暖かくなると熱中症になりやすいので皆さん気を付けてくださいね!

 

さて、今回は、犬ちゃん、猫ちゃんのデンタルケアについて書いていこうと思います!

私たちは毎日食後歯磨きをしますよね??

歯垢は3日で歯石になります。

 

歯は毛細血管がたくさんあり、歯が汚いことで様々な病気を引き起こす場合があります。

これは私たち人間も同じです。

なので、毎日の歯磨きをおススメしています。

 

最初から歯ブラシを使って歯みがきが出来る子は本当に少ないので、

まずは、口を触る事からスタートしてみましょう!

慣れてきたら、次は歯みがきシートなどを使って歯みがきをして

まずは、前歯から始めてそれが出来たら奥歯に移行してみましょう!

 

それが出来たら歯ブラシに挑戦してみましょう!

歯磨き粉は色んな味のフレーバーがありその子の好みに合ったものを

選んであげるといいと思います。当院にも歯みがき粉がありますので

気になる事があればスタッフに聞いてみてくださいね!

 

歯磨きが嫌いにならないように歯みがきが終わったらおやつをあげたり

凄く褒めてあげましょう!

デンタルケアは飼い主さんとその子の地道な努力が大切になるので

諦めず、たっぷり時間をかけて挑戦してみてくださいね!

 

麻酔をかけて歯石除去はどうなの??と飼い主さんから質問を受けたりします。

人もそうですが歯肉炎になってしまうと痛みが生じてしまいます。

動物も同じです。

なので歯肉炎になっている子は全身麻酔での歯石除去をおススメしています。

歯周ポケットまでしっかり超音波スケーラーで綺麗にできるという点と

その後、研磨剤も使用してしっかりと磨く事ができるからです!

 

全身麻酔をかける前に事前に体調チェックや血液検査をします。

歯石除去中もしっかりと麻酔モニターを使用して安全を確認しながら

処置を行っていきます。

ただ、全身麻酔をかけるので、麻酔のリスクがあります。

 

高齢の子や持病がある子は全身麻酔をかけられない事があるので

内服治療する場合もあります。

歯石を取るのではなく、対症療法なので

抗生剤や痛み止めを使用して症状を緩和させます。

薬の効果が切れるとまた痛みが生じるので

そういった事にならないように小さい時から歯みがきをして

しっかりと予防しましょうね!

 

また、一度全身麻酔で歯石除去をしたからもう歯石はたまらないと

思われている方がいますが、その後も、しっかりと歯みがきしてくださいね。

先ほども言ったように歯石は2~3日で歯垢、歯石になってしまいます。

 

歯磨きのやり方など気になる事があればスタッフに聞いてみてくださいね!

 

私は少しの間、人間の歯科医院で歯科助手として働いてました。

やはり、歯が痛くてご飯が食べれない、歯茎が腫れてしまった方など沢山来てました。

歯周病や歯肉炎はしっかりとデンタルケアしていれば予防できます!

 

歯は一生ものです。美味しくご飯が食べれるのは自分の歯があるからです。

これは動物も同じなのでしっかり歯みがきをしっかりして

予防していきましょうね!

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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