猫の口内炎

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『猫の口内炎』について書いていこうと思います!

 

 

◎猫の口内炎とは?

口の中の粘膜や舌に赤く腫れた潰瘍ができてしまう病気です。

痛みが生じ食欲低下などの症状が見られます。

ひどい子だと口腔内全体に口内炎ができる事もあります。

 

◎口内炎の原因

はっきりと原因は分かっていませんが、様々な原因があると考えられています。

 

・歯石や歯肉炎が原因

・「猫ヘルペスウイルス」や「猫カリシウイルス」、「猫白血病ウイルス」、「猫免疫不全ウイルス」などのウイルスによる感染症が原因。

・腎不全や糖尿病。、病気で免疫力が低下すると口内炎が出来たりします。

・固いものを噛んで口の中を傷つけてしまい口内炎ができるケースもあります。

 

 

◎症状

・痛み

・歯肉が赤く腫れている

・よだれが出る

・口の中から出血

・口臭

・ごはんや水を食べずらそう、飲みにくそうにする

・食欲低下

・体重減少

・毛繕いが減る

などの症状がでます。

 

◎治療

・内科治療

→抗生物質、ステロイド、免疫抑制剤などの薬で治療をする

 

・歯石除去+抜歯

→口腔内は細菌などがたくさん存在し歯周ポケットにも多くの細菌が存在します。

歯石除去を行い口腔内をきれいにする。

 

ただ、歯石除去を行ってもその後、歯みがきをしない3日で歯垢、歯石が溜まってしまいます。

そして、また歯石はついてしまい、口内炎などの症状がでてしまうので、歯みがきはとても大事です。

 

何度もこのような症状がでる場合は、歯を全て抜歯することもあります。

しかし、すべて歯を抜歯したから口内炎ができないというわけでは残念ながらありません。

改善する子もいれば、再発してしまう事もあります。

 

 

◎予防

日ごろから口腔ケアをしっかりしましょう。

歯石がたくさん付着すると歯肉炎や歯周病の原因になってしまいます。

また、ウイルス感染や免疫力が低下すると口内炎が出来てしまう事もあります。

 

日ごろから歯みがきの習慣をかけたりストレスをかけないようにしたり

免疫力が低下しないようにバランスのいい食事、混合ワクチン接種することも予防の1つになります。

 

もし、おうちの子がごはん食べにくそうだったりよだれが出ていたり

いつもと様子が違うなと思ったら様子を見ず動物病院に連れてきてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事