猫の乳腺腫瘍

 

 

 

 

こんにちは!

今回は『猫の乳腺腫瘍』について書いていこうと思います

 

 

猫の乳腺腫瘍はほとんどが悪性腫瘍で、肺やリンパ節、様々な臓器に転移している事もあります。

悪性度が高ければ高いほど1年以内に亡くなってしまう事があります。

 

乳腺腫瘍は高齢の女の子の猫ちゃん(10歳以上)に発生率が高く

10歳以下の子にも乳腺腫瘍になる事もあります。

 

 

 

症状

乳腺ににしこりが1つ~複数出来ることがあります。

 

乳腺腫瘍を放っておくと、自壊してしまう事があります。

痛みが生じる事もあります。

また、肺に転移している場合は、呼吸が苦しそうだったり呼吸が速かったり呼吸器症状が出ます。

元気食欲、体重減少が見られる事もあります。

 

 

◎原因

はっきりとは分かっていませんが

卵巣から出るホルモン(エストロジェン)が乳腺腫瘍の発生に関わっていると言われています。

 

 

◎治療

・外科手術

・化学療法

 

乳腺はリンパに繋がっているので、乳腺にしこりがあったら片側または両側の乳腺を切除したほうがいいと言われています。

また、高齢で、麻酔がかけられない場合は抗がん剤などの化学療法を用いる事もあります。

 

 

◎予防

残念ながら避妊手術を行っても乳腺腫瘍を防げないんです、、、。

生後6か月までに避妊手術を行うと約9割。

1歳までに避妊手術を行うと約8割と腫瘍の発生率を下げられます。

 

早期発見早期治療がとても大事です。

毎日お腹を触って何かできものができていないかチェックする事も早期発見に繋がります。

 

また、避妊手術を行えば子宮や卵巣の病気も防げます。

生後6か月になったら避妊手術を行うことが出来るので、子供を考えていなければ、小さいうちに避妊手術を行う事をお勧めします。

 

もし、しこりやできものができていたら様子を見ず早めに動物病院に来院する事をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市鶴見区の動物病院 三ツ池動物病院
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