こんにちは!
今回は『横隔膜ヘルニア』について書いていこうと思います!
◎横隔膜ヘルニアとは?
胸部と腹部には横隔膜という筋肉で、胃や腸、肝臓などの臓器が胸の方までいかないように横隔膜で仕切られてます。
横隔膜ヘルニアは胃や腸、肝臓などが胸部に入り込んでしまうと横隔膜ヘルニアになってしまいます。
◎原因
先天性と後天性があります。
●先天性
通常お腹にいる時に横隔膜と胸膜がしっかりと閉まっていますが、
何らかの原因で穴が閉じず開いたままになってしまいます。
●後天性
交通事故や高い所からの転落や胸部に強い衝撃がかかると横隔膜ヘルニアの原因にもなってしまいます。
事故や高いところからの転落があった場合はすぐに動物病院に来院してください。
◎症状
・食欲低下
・動かない
・呼吸が早い
・下痢、嘔吐
等の症状が見られますが無症状の事もあります。
◎治療
横隔膜が開きっぱなしだと、死に至る事があるので根本的な治療法は外科手術になります。
外傷が原因で横隔膜ヘルニアになってしまった場合、発症直後、手術をしてしまうと
ショック状態でさらにリスクが高くなってしまう為、状態が安定してから手術を行います。
軽度の場合は経過観察する事もあります。
◎予防
後天性の横隔膜ヘルニアは交通事故や高いところからの転落です。
家から脱走や散歩中にリードを離してしまい道路に飛び出してしまい事故になることもあります。
日頃から事故が無いように注意する必要があります。
また完全飼育内にするのも予防法の1つです。
先天性の横隔膜ヘルニアは予防法はありません。
もし呼吸が早い、食欲元気がない等、体調に問題があれば様子を見ず、すぐに動物病院に来院してくださいね。