こんにちは!動物看護師の片野です!
予防のシーズンに入りましたね!
皆さんのお家の犬ちゃんはフィラリアの検査は済んでいて フィラリアのお薬はもらいましたか??
時々、フィラリアの検査をせずにフィラリアのお薬を予防されてしまう飼い主様がいます。
フィラリアはとても怖い病気なんです。
もし,フィラリアが体内に寄生していてフィラリアのお薬を与えてしまうと
体内の中でフィラリアの幼虫が死んで、心臓や血管内に詰まってしまい
心停止など重篤な症状が起きてしまします。
なので、3月~5月ぐらいまでにフィラリアの検査をして
陰性が確認されたら予防をしっかりとしましょう!
◎フィラリアの寄生
①フィラリアに感染している犬を蚊が吸う事によって、
蚊の体内にフィラリアの幼虫が入り込む。
②フィラリアの幼虫を持った蚊が別の犬の血を吸血する。
③吸血された犬の体内にフィラリアの幼虫が入り込みフィラリアに感染。
フィラリアの約、幼虫は約0.3㎜、半年後には約30㎝ぐらいまで成長してしまいます。
◎フィラリアに感染してしまったら、どんな症状が出るのか??
フィラリアの成虫は血管や心臓に寄生するため 心臓や肝臓、腎臓、肺などに様々な障害が生じます。
・腹水、胸水が溜まる
・咳が出る
・食欲低下
・血尿
・貧血
・呼吸困難
などの症状が出ます。
◎フィラリア予防をしっかりとすることが大事です!
フィラリア症になると心臓疾患や、腎臓も悪くなり治療も大変です。
1年に1回必ずフィラリアの検査を行いフィラリアが陰性を確認出来たらしっかりと予防しましょう。
毎年、フィラリアの予防薬をしっかりと飲ますのを忘れてしまう飼い主様が多々います。
最近はフィラリア症の犬ちゃんは少ないですが、
フィラリア症はとても恐ろしい病気です。
猫ちゃんは犬ちゃんに比べてフィラリアに感染する可能性は低いですが
10頭に1頭は感染していると報告されています。
犬ちゃんはフィラリア抗原検査で検出されますが
猫ちゃんはあまり検出されません。
症状は犬ちゃんと同様に呼吸器や心疾患などの症状が出ます。
診断が犬ちゃんに比べて難しいので早期発見・早期治療が難しいです。
突然死もあります。
なので、お外に出なくても月に1回、フィラリアの予防をする事をおススメします。
当院ではフィラリアのシーズンは5月~12月までです。
しっかりと予防すればフィラリアに感染することはほぼありません。
なので、この時期なったらフィラリアンの検査をして毎月フィラリア予防しましょうね!